説明
飽くなき挑戦心が結実した「ダットサン240Z」コラボレーション限定モデル
世界への挑戦~セイコーとダットサン240Z~
1960年代は、国際的なスポーツ競技大会などで確実かつ正確に時を計り、0.1秒、0.01秒に挑むアスリートたちと向き合ったセイコーにとって、計時技術を大きく飛躍させた歴史的な時期でした。1964年には、ストップウオッチ機能を腕時計に組み込み、国産初のクロノグラフ「クラウン クロノグラフ」を発売。そして5年後の1969年、垂直クラッチとコラムホイールを搭載した世界初の自動巻クロノグラフ「1969 スピードタイマー」を発売しました。垂直クラッチを採用することにより、スタート・ストップ時の指針ずれや針飛びを抑制し、コラムホイールによって確実な操作感や安定した動作を提供するなど、優れた計時精度を実現しました。
時を同じくして、1969年に発表された「ダットサン240Z」は、日本だけでなく北米市場を中心に世界的な大ヒットとなり、日産の世界的なイメージリーダーとしての地位を確立。その後、スポーツカーとしての高性能を実証する意志も込め、「ダットサン240Z」は過酷なモータースポーツ競技として知られる世界ラリーへ挑戦を開始します。ひたむきに世界へ挑戦し続ける姿勢に共感したセイコーは、1970年代初頭、「ダットサン240Z」のモータースポーツ活動を支援しました。
そして1971年、SEIKOロゴとカーナンバー「11」を付けた「ダットサン240Z」は、全長6,200kmに及ぶ、世界で最も過酷なレースと呼ばれる東アフリカの・サファリラリーで優勝を果たし、名実ともにその名を世界に轟かせます。
1970年代に世界に挑んだ国産ブランドの雄姿に敬意を表し、満を持してセイコーと「ダットサン240Z」のコラボレーションが実現いたします。
1971年、世界に挑み、最も過酷なレースと呼ばれる東アフリカ・サファリラリーを制したラリーカー「ダットサン240Z」を象徴するロゴマークを、SBDC219はダイヤルの6時位置に、SBEC029とSBDL121、SBDL123は12時位置にそれぞれあしらいました。
また、「ダットサン240Z」ラリーカーをデザインソースとし、強い日差しを反射しないようにボンネットに塗られていたマットなブラックをデザインの基調としながら、レッドをアクセントとしています。
裏ぶたには、スペシャルなコラボレーションの証として、「ダットサン240Z」のロゴマークをそれぞれマーキングしました。SBDC219には当時使われていたロゴマークを、SBEC029にはラリーカーに掲げられていたエンブレムをモチーフとしたロゴマークを、そして、SBDL121と123には総合優勝した「ダットサン240Z」のラリーカーを表現したオリジナルのイラストを採用しています。